狭い世界で点から線へ

こんにちは、スタッフの岩本です。
 
改めて簡単な自己紹介をば。

[氏名]岩本聡美（もっちゃん）
[所属]千里金蘭大学看護学部２年／日本国際保健医療学会学生部会（jaih-s）
[特技]ヒツジのものまね
[趣味]茶道・琴・アルゼンチンタンゴ

ちょっとだけフットワークが軽めですが、
フツーの女子大に通うフツーの乙女（笑）です。
 
自分について考えるときいつも思うのは、あきれるくらい気が多いことです。

楽器弾けたらいいなあ→お琴
踊りたいなあ→タンゴ

本棚には社会学やらビジネス書やら「しゃべる技術」本やらが並んでいるし、
休日にはディベートをしてみたりイベント手伝ったり美術展に行ったり。

いったい、何を目指しているの？看護師になるんじゃないの？

とよく言われます。

あ、この先長いので要注意です。

国際協力を志す人の分野は文理を問わず多岐にわたっています。

将来国連職員になる！とか、途上国で医者をやる！とか、
ああやってこうやって、国際協力するためにどうするって具体的に思い描けますか？

描ける方、夢や目標を持っていてとても素敵だと思います。
でも私はNOです。


先週の土曜、JICA地球ひろばで「学生だって、卒業したって国際協力！」
というイベントにjaih-sのスタッフとして参加しました。

世界に思いをはせる“アツい”学生団体や、NGO、NPO法人の方が集まっていました。
また、そのアツさを求めてたくさんの大学生、高校生も集まっていました。
 
最後のプログラムに15秒で団体紹介をするコーナーが設けられ、
そこでidpcの紹介をしている人がいてビックリ。

現スタッフと顔を合わせたことのない私は嬉しさのあまり話しかけ、
さらに調子に乗ってその日訪れる予定だったアートイベントに誘ってみると、
ちょうど現代アートに触れる機会を探していたとのこと。
代表の佐藤くんと合流して3人で赴きました。


イベント「No man's land」を教えてくれたのは春にjaih-sの合宿で知り合った人で、
実はその人はidpc前代表の知り合いで、
そもそもidpcに関わったのは国際協力に関心を持ったからで、
国際協力に関心を持ったのは国際保健の先生と知り合ったからで、
その先生に知り合ったのは、私が大学の広報のインタビューで
「将来は世界中に友達を作って、行く先々で一緒に働きたい」
と言ったからでした。

そういう世界の狭さって、割と身近に感じるもんなんじゃないかなと思います。


ふらふらして一貫してなさそうに見えても選んでいるのは自分に他ならないわけで、
片足を軸にしながらもきちんと二本足で立っている。

結局はすべて点から線に繋がるのですね。だから無駄なことなんてないんだと思います。

冒頭にNOと言ったのは、点と点を結ぶ線がいつの間にか方向性を持っていて、
ベクトルの先にあったのがいまの仕事だった、というのが
私にとっては自然に思えるからです。

別に楽器の中からお琴を選んだわけではありません。
母親のお下がりが和室の柱に同化していたのを小さい頃から知っていたし、
大学にたまたま筝曲部があったからです。自分がやってみたら案外面白かった。

そんなんで、いまは自分のフィールドを「海外」におくことにも
「看護師」を職業にすることにも、特にこだわりは持っていません。

ひょっとしたらカルチャーセンターで茶道を教えているかもしれないし、
下手するとタンゴに命をかけてアルゼンチンへ渡っているかもしれないし。
あ、これちょっと面白いかも。ケ・セラセラ。

大切なことはいつも頭の片隅においておくことだと思います。
そしたらきっと進むべき方向へ、自分と環境が導いてくれると信じています。
そして私にとってidpcはそれを助長してくれる場でもあります。


第２回国際開発プランニングコンテスト！開催まで１週間を切りました。
多分野の方との楽しい交流を期待しています！

あ、もっちゃんて呼んでくださいね。

もっちゃん