ここでは割愛しますが、まあいろいろな議論がありました。
その結果として、表向きに公表しているものの1つとして、「これから国際開発分野で働く人たちにとって、必要とされるであろう能力を習得する場としてidpcを活用して欲しい」というものがあります。
まあ、3泊4日で「ある能力を習得する」というのはかなり難しいことだと思うので、「ある能力の重要性に気づく」ということでも良いと思っています。
そこで、そもそも「これから国際開発分野で働く人たちにとって、必要とされるであろう能力」って何だろう??という話になります。
これもいろいろな議論がありました。
実は現在に至るまで、スタッフ内でも意見が分かれています。
そこで、個人的な意見を言いたいと思います。
結論から言うと、「わからない」というのが正直なところです。
やっぱり、ある1つの能力がこれからの国際開発には必要だ!ということはかなり難しいと思うんですよ。
そこに正解など無いし、人によって、また年代によってもその答えは様々でしょう。
仮に「リーダーシップ」と「マネジメント能力」が必要だ!と言ったとしても、20代の開発マンが言う「リーダーシップ」、「マネジメント能力」と40代の開発マンが言う「リーダーシップ」、「マネジメント能力」は意味が違うでしょう。
そうなると、idpcとして「idpcに参加すれば~という能力を習得する機会に恵まれます!」と言うことは相当難しくなります。
ただし、スタッフの中でコンセンサスが取れているものもあります。
(1)国際開発には「想い」だけではなく「能力」が必要だ。
⇒ただし、その能力がどういう能力かはコンセンサスが取れていない
(2)国際開発に接するとき、能動的に何かに取り組む機会が圧倒的に少ないのではないか。
⇒できれば、この過程でどういう「能力」が必要とされるか考えたい、というのが正直なところ。その意味では、現地ではなく国内でイベントを開催するわけなので、実際の国際開発の現場でどういう能力が必要とされるかは見えづらくなる可能性がある。
この2つはスタッフ全員が共通に抱いている問題意識だと思います。
(1)に関しては、現場で活躍されている開発マンをお呼びしてお話を聞くなかで明確にしていきたいと考えています。なので、プランニングコンテスト以外にも、複数の社会人の方々をお呼びして、議論を交わす場を設ける予定です。
そこから、idpcのもう1つの存在理由である「議論・交流の場の提供」というものが導かれます。
この交流を通じて、きっと素敵な出会いもあるはずです。
現在、素敵な方をお呼びするためにスタッフ一同がんばっています!!