★☆ワークショップ終了いたしました☆★
今回は13名の学生・社会人にご参加いただきました★
ご参加頂いた皆様、本当にありがとうございました!
前回以上に盛り上がったワークショップ、その様子をかいつまんでご紹介しようと思います!
まずは概要の説明と、スペシャルゲストの木村様のお話♪
■テーマ:「途上国の失業問題」■
今回のワークショップのテーマは、「途上国の失業問題」!!
扱うのは、①ケニアの首都ナイロビ、②フィリピンのミンダナオ自治区、③東ティモールの首都ディリ近郊の3地域。このなかから各班が一つの地域を対象に「就労機会を増やし収入を向上させる」プロジュエクトの立案を行いました!
三つの地域共通の問題は「仕事が無い」こと。けれどすこしずつ問題点が異なっているのが面白いところ!!
今回IDPCスタッフが「失業問題」というテーマを選んだのは「仕事が増えなければ、どんなに教育が普及・向上しても若年失業者が増大してゆくばかりで、生活水準や治安の悪化、紛争につながる」という問題にしっかり目を向けたいと考えたからです。
■課題:就労機会を増やすプロジェクトを立案し、木村ファンドから活動資金を獲得せよ!■
参加者に与えられた課題は、これらの問題を解決する「プロジェクト」を日本のNGOの立場で立案し、スペシャルゲストの木村様扮する「木村ファンド」から、活動資金を獲得する事!!!!
プロジェクトの妥当性や受益効果、持続可能性が問われるだけでなく、アイデアのオリジナリティや、プレゼンの面白さも問われる、どきどきのファンドハンティング模擬体験です!
■スペシャルゲスト:NPO法人道普請人 (みちぶしんびと) 理事長 木村 亮 (きむら まこと) 様■
ゲスト講師として、京都大学の工学研究科教授でありながら、途上国15カ国で土のうを使った道直しに取り組む、NPO法人道普請人 (みちぶしんびと) 理事長 木村 亮 (きむら まこと) 様をお呼びしました!
木村様は熱血!直球!現場第一!の仕事人★アフリカだけでも60回以上通い詰めている木村様の言葉は、説得力が違います。今回木村様には、途上国開発でよく語られる言説は、決して全て正しくない、ということを教わりました。
「魚をやるのでなく釣り方を教えろ」。途上国開発の原則のごとく語られるこの言葉。けれど、アフリカや東南アジアの現場を経験しつくした木村様は、それすら正解では無い!と言い切りました。
さて、この問題。みなさんはどう答えますか?
「川に現地の人と一緒に行って、魚の釣り方を教えてあげる」
という答えが浮かぶのではないでしょうか。
けれどみなさん、見逃していませんか? 川に魚がいるのに食べないということは、そもそも魚が嫌いだということを…。そんな魚嫌いの人たちに魚を食べさせるのは、ゴキブリ嫌いの私たちにゴキブリ食べさせるのと同じだ、というのです!
ちーん。
▲写真はhttp://twicsy.com/i/ExYT3bから。
そんな彼らに魚を食べさせるには、まずは自分が釣ってきて食べてみせてあげる。そして、魚が健康に良い事、おいしく食べる方法がある事を伝える必要がある。けれど、特にアフリカ人の「食べ物」に対する頑固さは、尋常じゃない!!魚を恒常的に食べてもらえるまでとっても時間がかかる…そんな時間をかけるぐらいなら、他のタンパク源輸入して与えた方が手っ取り早いし効果がある!
そもそも途上国に「奇麗な川」は期待出来ない。ゴミだらけ、泡だらけ、が普通。そこに魚は住めないのだから居はしない。
はい。たしかにそうですね><。←目からウロコ
「当たり前のように言われていることの反対がだいたい正しい」
こんなお話を大声でしてくれる、数少ないであろうプロフェッショナル、木村様。
木村様のお話の内容は、また後日詳しくご紹介しますね★
木村様、本当にありがとうございました!
■「参加者奮闘記」に続く■
長くなったので、報告第一弾はこのへんで!参加者の奮闘記は、次に続きます♪