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IDPCは、「国際開発を志す若者の為のプラットフォームとなる」ことを目指し、 国際協力を志す方に、必要な能力や視座を学ぶ機会を提供する学生団体です。http://idpc.weblike.jp/top/
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さっ、11月30日に開催された第2回国際開発ワークショップの報告もこれで最後となります。
これまでの報告は、その①その②からご覧になれますよ(^^)

今日は、参加者奮闘記~後編~ということで、フィリピンチーム、東ティモールチームのプロジェクトをざっくり紹介します。


◇フィリピンチーム

フィリピンを担当したのはこちらの5人。


与えられた課題は、【フィリピン南西部のイスラム教徒ミンダナオ自治区(ARMM)で、住民の就労機会を増やし収入を向上させるプロジェクトを立案する】というものでした。


宗教の違いによる問題が絡んでいることもあって、難しい課題だったのですが、5人はこんな
プロジェクトを考えてくれました。どどん!



近頃話題の、イスラム教徒が食べてよい食品=ハラル食品をもとにしたプロジェクトです。
加工方法など興味深いですよね。イスラムと普段無縁の私には、食品自体だけでなく市場に出回るまでの裏側込みで、商品価値があるものに思えます。

木村様からのコメントはこちら。
 

現地の方と木村先生の魚をめぐるエピソードが面白かったです。詳しく聞きたい方は、木村先生まで。笑笑
ARMM産のハラル食品でイスラム教徒の収入を向上させるには、宗教の違いをどう克服するかや、販売ルートをどう開拓するかなど、考えねばならないことはたくさんあるようです。





◇東ティモールチーム

さー、最後に東ティモールチームのプロジェクトおさらい!です。
東ティモール請負人となったのはこの4名。



東ティモールは2002年に独立したばかりの若い国で、人口も120万人程度と少なく、
つかみどころのない、ユーモラスな国なのですが、4人はアレに目をつけました!



そうです、タケノコ。東ティモールでは、食材が無いときなどに「仕方なく」筍が食べられているそうで、食べ物としての認知度は低いのだとか。しかーし!日本のとあるNGOのブログ記事に「日本と同じように調理したものをふるまったところ、好評ですぐ皿が空いてしまった…。」とあり、タケノコはイケるんじゃないか?、とこのプロジェクトが生まれたそうです。

木村先生の反応は、


加工技術や、保存・包装の技術をどうしていくかを考える必要がある、とのことでした。
「1000万円は安い!」とのコメントは現場を長年見て、あらゆるところからお金を集めてきた
木村先生ならではですね。




ここまでざっくりではありますが、全チームのプロジェクトを紹介してきました。
そして、今回はテーマ・設定が「木村ファンドから資金調達せよ!」でしたので、
木村先生に優勝チーム=金渡したるチームを選んでいただきました!
はい、間髪入れずに行きます!笑。どん!!!!


優勝は…
東ティモールチーム!ぱちぱちぱちぱち~!
タケノコという目の付け所の面白さと、東ティモールのタケノコが美味しければ実現可能性の高いプロジェクトであるという点が評価されました!
3つのチームのプロジェクト、どれも甲乙つけがたかったと先生。
ケニアは、盗まれるであろう(笑)花をどうするか、フィリピンは、宗教対立の緩和を雇用創出にどう組み込むかを考えていけば、もっと深いプロジェクトになるということでした。



ではでは、最後に木村先生が総括としておっしゃってくださった言葉をひっぱってきて、
締めたいと思います!

「うまくいくプロジェクトなんかなかなかないけど、最初に目的だけ決めてふわっとさせて
発展させるのがいいと思うね。要はたまねぎなんです。初めは芯さえうまくつくればあとは重ねればいいだけ。地道な活動で日本のプレゼンスを高めていってほしいですね。」



”玉ねぎ”って印象的ですよね。先生自身も、構想5年・検討2年、現地に60回以上通い詰めてやっと現在の活動に行きついたそうです。現地に行っては、戻って勉強して、また現地に行って…。そんな地道で丁寧な活動が、中身のギュッとつまった美味しい玉ねぎになっていくんですね。




これで、報告はおわりです!今回ワークショップに参加してくださった皆さん、ありがとうございました*!少しでも皆さんの夢や将来に意味があるものだったなら幸いです。
そして、これからは2月18日~21日に開催される国際開発プランニングコンテストについてお知らせしていきます(^^)★Face book等でも随時情報を公開してまいりますので、
ちら~っとご覧ください!

長くなっちゃいました、この辺でっ。寒いですが、2013年走り切りましょーー!


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■第2回 国際開発ワークショップ@京都 ★ 参加者奮闘記!!

   
11月30日(土)に京都で開催した「第2回国際開発ワークショップ2013」!! 

報告第二弾では、13名の参加者がどのような課題に向き合い、どのようなプロジェクトを立案してくれたのかをご紹介します♪


▼報告第一弾★
ワークショップの概要と、スペシャルゲストの木村様のお話を紹介しました♪
http://bit.ly/2ndWS_report1
    

■プロジェクトを「つくりあげてゆく」体験

      ☆★スペシャルゲスト★☆
NPO法人 道普請人(みちぶしんびと) 理事長 木村 亮 (きむら まこと)様


   よいプロジェクトを立案するには時間がかかる。

ご自身の「土のうを使った道直しのビジネスモデル」を構想するまでには、ケニアで教鞭をとった5年の歳月が必要であったという経験から、本当に現地でうまくいくプロジェクトを考えつくまでには、現地に通い詰めて、長い時間をかける必要があると語ってくださった木村様。

しかし、参加者は二時間半という短い時間の中で、課題の地域の「失業問題」に向き合い、日本のNGO職員として、「住民の就労機会を増やし収入向上に資するようなプロジェクト」を立案しなければなりません!

けれど、私たちは、立案したプロジェクトがたとえ机上の空論になろうとも、
今ある情報の中から解決すべき問題点やニーズを探し出し、プロジェクトを考え、プレゼンの形に整えるという一連の流れを経験する事は、将来必ず役立つと考えています。


ではさっそく、今回参加者に与えられた課題をご紹介します!
    

■三つのケース課題

今回は深刻な「失業問題」を抱える、「ケニアの首都ナイロビ」「フィリピンのミンダナオ自治区」「東ティモールの首都近郊」の三つの地域から、各班がくじ引きで一つの地域を選択します♪

▼一言で「失業問題」とはいえ、それぞれの地域はすこしずつ問題点が異なっています。
 

まずは「ケニアの首都ナイロビのスラム在住者」を対象にプロジェクトを立案したDチームの奮闘とその結果をご紹介します!プロジェクトの発表を聞いた、木村様のコメントに要注目です。ナイロビに暮した経験や人々の特性をよく知っている木村様ならではのツッコミに、 眼を開かされます。

    
▼ケニア課題



この課題にあたったのはDチームの四人。
Dチームは、ナイロビについての資料から「どんなニーズがあるのか」を探し出すため、ポストイットを使って問題点を細かく分類しました♪



そして見つけたニーズは、ナイロビのスラムで深刻な問題となっている「糞尿の処理」と、ケニアの主産業の一つ「花の栽培」!これらをかけあわせて、現地の人々の収入向上につながるプロジェクトを立案してくれました♪


  さて、発表を聞いた木村様の評価はいかに?!


ケニアの主要産業となった花の栽培。いまやヨーロッパの花の1/4がケニア産といいます。けれどスラムの人々がその恩恵をあずかるシステムを作る為には、そこで暮らす人々の感覚や道徳観の違いとどろくさーく戦ってゆく必要があるようです。

                                   

ふー。ながくなったので、第二弾はこのへんで♪

次の第三弾では… 
▼フィリピン課題
 

▼東ティモール
 

のプロジェクト案をご紹介します♪

【11月30日(土)、第2回国際開発ワークショップ@京都 を開催しました!】

      ★☆ワークショップ終了いたしました☆★
  

今回は13名の学生・社会人にご参加いただきました★
ご参加頂いた皆様、本当にありがとうございました!

前回以上に盛り上がったワークショップ、その様子をかいつまんでご紹介しようと思います!
まずは概要の説明と、スペシャルゲストの木村様のお話♪

■テーマ:「途上国の失業問題」■

今回のワークショップのテーマは、「途上国の失業問題」!!
扱うのは、①ケニアの首都ナイロビ、②フィリピンのミンダナオ自治区、③東ティモールの首都ディリ近郊の3地域。このなかから各班が一つの地域を対象に「就労機会を増やし収入を向上させる」プロジュエクトの立案を行いました!

 

三つの地域共通の問題は「仕事が無い」こと。けれどすこしずつ問題点が異なっているのが面白いところ!!

今回IDPCスタッフが「失業問題」というテーマを選んだのは「仕事が増えなければ、どんなに教育が普及・向上しても若年失業者が増大してゆくばかりで、生活水準や治安の悪化、紛争につながる」という問題にしっかり目を向けたいと考えたからです。
■課題:就労機会を増やすプロジェクトを立案し、木村ファンドから活動資金を獲得せよ!■

参加者に与えられた課題は、これらの問題を解決する「プロジェクト」を日本のNGOの立場で立案し、スペシャルゲストの木村様扮する「木村ファンド」から、活動資金を獲得する事!!!!

プロジェクトの妥当性や受益効果、持続可能性が問われるだけでなく、アイデアのオリジナリティや、プレゼンの面白さも問われる、どきどきのファンドハンティング模擬体験です!  
■スペシャルゲスト:NPO法人道普請人 (みちぶしんびと) 理事長 木村 亮 (きむら まこと) 様■

ゲスト講師として、京都大学の工学研究科教授でありながら、途上国15カ国で土のうを使った道直しに取り組む、NPO法人道普請人 (みちぶしんびと) 理事長 木村 亮 (きむら まこと) 様をお呼びしました! 
木村様は熱血!直球!現場第一!の仕事人★アフリカだけでも60回以上通い詰めている木村様の言葉は、説得力が違います。今回木村様には、途上国開発でよく語られる言説は、決して全て正しくない、ということを教わりました。

「魚をやるのでなく釣り方を教えろ」。途上国開発の原則のごとく語られるこの言葉。けれど、アフリカや東南アジアの現場を経験しつくした木村様は、それすら正解では無い!と言い切りました。

さて、この問題。みなさんはどう答えますか?
「川に現地の人と一緒に行って、魚の釣り方を教えてあげる」
という答えが浮かぶのではないでしょうか。

けれどみなさん、見逃していませんか? 川に魚がいるのに食べないということは、そもそも魚が嫌いだということを…。そんな魚嫌いの人たちに魚を食べさせるのは、ゴキブリ嫌いの私たちにゴキブリ食べさせるのと同じだ、というのです!

ちーん。

▲写真はhttp://twicsy.com/i/ExYT3bから。

そんな彼らに魚を食べさせるには、まずは自分が釣ってきて食べてみせてあげる。そして、魚が健康に良い事、おいしく食べる方法がある事を伝える必要がある。けれど、特にアフリカ人の「食べ物」に対する頑固さは、尋常じゃない!!魚を恒常的に食べてもらえるまでとっても時間がかかる…そんな時間をかけるぐらいなら、他のタンパク源輸入して与えた方が手っ取り早いし効果がある!

そもそも途上国に「奇麗な川」は期待出来ない。ゴミだらけ、泡だらけ、が普通。そこに魚は住めないのだから居はしない。

はい。たしかにそうですね><。←目からウロコ

「当たり前のように言われていることの反対がだいたい正しい」
こんなお話を大声でしてくれる、数少ないであろうプロフェッショナル、木村様。
木村様のお話の内容は、また後日詳しくご紹介しますね★

木村様、本当にありがとうございました!


■「参加者奮闘記」に続く■

長くなったので、報告第一弾はこのへんで!参加者の奮闘記は、次に続きます♪

こんにちは!関東スタッフ佐藤です!

 


最近めっきり冷え込んできて…

とか言ってたら、12月になっちゃいましたね(;´・ω・)
もう7日ですか…

今年もあと一か月切りましたけど、

良い一年の締めくくりをして2014年を迎えたいですね!

 


…って始まっちゃいましたよ、就活!!!

毎日ドタバタしてます。

 

とりあえず早く終わってほしいですね(笑)

 

 

それはさておき、今週の活動をご報告したいと思います。

 

いよいよ本格的にゲストアタックが始まりました!

どんな方に来ていただけるのでしょうか?

 

…私たちにもまだわかりません(笑)

 

でもきっと驚くような方が来て下さると思いますよ!

なのでスタッフ同様、皆さんも楽しみにしていてくださいね~

 

 

冷静に考えてみると、やることいっぱいですけど、

全部こなして、良い一年の締めくくりをしたいと思います!

 

皆さん風邪には気をつけて、就活の方は一緒に頑張っていきましょう\(^o^)
また来週~

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2014/2/18-21
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